2.24 Saturday 2024
菊池お騒がせエミューズとは、熊本県菊池市を拠点とする九州移住ドラフト会議の球団です。
菊池市は自然の恵み豊かな場所で、温泉や渓谷を楽しむことができます。お野菜・お肉・お米の生産も盛んで、最近では食用にエミューも飼育されています。
そんなエミューが2021年に牧場を脱走し、菊池市、いや日本全国を”お騒がせ”してしまいました。お騒がせエミューズの球団名はこの事件に由来しています。
監督
球団
選手
選手
選手
応援社員
1月12日、菊池市に降り立ったエミューズの選手たち
そして応援社員の吉村さんが向かったのは菊池高校。
菊池高校は昨年11月の指名会議の懇親会が行われた市民広場から歩いて3分。
菊池市の中心地とtate.baseからもかなり近い立地にある高校です。
菊池高校に来た目的は「高校生の探究の授業」のお手伝いと
高校生たちのお悩み相談のため。
探究の授業では高校生たちが菊池市の課題や町づくりを学びます。
そこにエミューズの選手たちが入り込み、実際に調べ学習をしていく上での
高校生たちの悩み事、そして進路の悩みなどを話していきました。
一番最初にエミューズ一行が向かったのは…
菊池高校のとなりにある歴史資料館と寄合所機能を持つ
「わいふ一番館」という建物の再生のための授業。
地域課題を解決するためにどうやって課題を調べていくか、
どのように課題を解決していくのかという過程を見ていきました。
次にエミューズ一行は別の授業へ。
ここからは調べ学習についての質問や進路の話に。
自分の進路を叶えるためにはどうしたらいいのか、
そして大学生ってどんなことをやってるのか、
起業をしている選手には起業って難しいのか、などを
エミューズの選手たちにたくさん聞いていました。
今回のエミューズ訪問で、担当の先生には
「今のうちからいろんなバックグラウンドの方との交流をしていきながら、キャリア形成をしてもらいたい」という願いが。
私自身もエミューズの訪問でさらに自身のキャリアについても深めてもらいたいと思っています。
高校生コメント
「勉強の話や就職の話、そして恋の話まで、とても刺激をもらいました。」
先生コメント
「生徒たちが自分たちの将来の夢や今後、何がしてみたいかなどを積極的に語る姿は新鮮だった。とても貴重な時間になったと思います。」
熊本県菊池市の中心地、隈府。
ここに築90年を誇る古民家があります。その名も「tate.base」
そしてここtate.baseで1月14日、菊池の街を盛り上げようとイベントが開催されました。
「菊池お騒がせフェス」
tate.baseの管理者である甲斐さん、そして同じく菊池市の地域おこしに取り組んでいる平松さんとともに「九州移住ドラフト会議」にて指名された3人の選手と応援社員の吉村さんによって、菊池の街づくりイベントを立ち上げたのです。
菊池お騒がせフェスの名前の由来は、九州移住ドラフト会議で菊池市が球団名として使っている「菊池お騒がせエミューズ」から。
今回のお騒がせフェスではエミュー牧場を脱走したエミューのように、町中をお騒がせしたいと思い、フェスを開催しました。
菊池お騒がせフェスで目指す菊池の街づくりについて主催者の平松さんは
「菊池に元々住んでいる人だけでなく、移住してきた人や今後移住したい、好きになりたいと考えている人の交流の場になれば、と思っています。」と語ります。
今回のお騒がせフェスでは、実際に菊池市に移住してきた方も巻き込んだイベントとなっており、出展者は全員が菊池市への移住者。
地元の食材をふんだんに使った豚汁やおにぎり、ホッと一息つくコーヒーやヒーリング、そして地元の三味線教室による三味線演奏など、1日中隈府の街をお騒がせ。
tate.baseにあるピアノに子どもたちが触れたり、地元の皆さんの語らいの場になったりとtate.baseを満喫できる1日となりました。
ここ数十年間で一気に活気もなくなったという菊池市隈府。
その街も1日で100名ほどの来場者があるなど、菊池お騒がせフェスを通して一気に活気が戻ってきた印象があります。その賑わいは地元新聞にも取り上げられました。
今回お騒がせフェスに出店をされた出店者の方は、
タイニースタートコーヒーロースター:横田さん
「tate.baseの古民家の雰囲気もよく、地域の方とおしゃべりしたり、他の出展者さんとも交流ができ、本当に参加して良かったです。ホントに今日はすごく楽しめました」と語ります。
まるかファーム:狩野さん
「地域のおばちゃんたちに豚汁を振る舞い、お話しすることができて楽しかったです。今回、夫にも手伝ってもらい参加したんですが、いつもはそこまでイベントなどを積極的に楽しめてなかった夫が、今日はとても楽しそうに参加していて良かった。」
最後にtate.base管理者の甲斐さんは今後のtate.baseのビジョンを教えてくれました。
「ここtate.baseが菊池で何かしたいと思えるきっかけとなる場所であり、菊池へ来た方にとっては菊池を好きになってくれる拠点になってくれたらと思っています。」
お騒がせエミューズを名乗っているからには、一度はエミューにご挨拶をしたいもの。
そこで、お騒がせエミューズを代表してれいみが、12月8日に菊池エミュー観光牧場を訪れました。
菊池エミュー観光牧場は、廃校となった小学校を利用して運営されています。
小学校らしい懐かしさを感じる景色の中に、たくさんの鳥たちが住む異世界が広がっていました。
エミューたちは小学校の運動場にあたる部分で飼育されています。視界いっぱいのエミューに圧倒されてしまいました。
冬場を除けば、エミューに触れられるところにまで近づけます。
エミューの性格は十人十色、いや十羽十色。
おとなしい子もいれば、喧嘩している子もいますが、人懐っこく近づいてきてくれる子が多い印象でした。
エミュー牧場の後は、いがぐり苑へ。
いがぐり苑は美味しいラーメンのお店として知られていますが、
秋の時期のオススメは「栗赤飯」。
8月末から12月中旬の期間限定商品で、午前中には売り切れる大人気商品です。
栗と赤飯の素朴な味わいに舌鼓を打ちました。
エミュー牧場へ行ったことない方へメッセージ
「デカい鳥がいっぱい見られて癒されるので、癒されたい人は是非行ってみてください!」
「菊池お騒がせエミューズ」の応援社員、吉村さんが菊池市への来訪20日を達成しました。
2023年の1月から計8回に渡って、20日滞在。
このペース、約20日に1日菊池市に滞在している計算になります。
そんな吉村さんは現在東京都在住。
菊池市にも飛行機でなければ来れない距離に住んでいる上に、元々九州出身でもありません。
菊池市の虜になってしまった吉村さんに、菊池市の魅力について語ってもらいました。
ーー菊池市に初めてきたときの印象を教えてください
吉村:初めて来たときは、まちを一通り見せてもらい、とてもエネルギーのある街だなと思いました。東京にいると働かされている人が多い印象なのですが、菊池の人は自分でやりたいことを自分でしている人が多くてエネルギーがすごいなと感じました。菊池のことを考えて動いている人が多くて感動した覚えがあります。
ーー史上初の2年連続の応援社員ですが、選ばれていかがでしたか?
吉村:最初は、2年連続の応援社員は無理だといわれて諦めていました。昨年度は2回しか菊池に来れてなくて、まだ行けてないところがあってもっと菊池に来たいなという想いもあったので選ばれて嬉しかったです。
ーー今までの菊池訪問で一番印象に残っていることは?
吉村:とある飲食店にご飯を食べに行ったとき、軽トラの荷台にイノシシの頭が転がっていたことが衝撃でした(笑)
本当に人が暖かいのが印象的です。会う人会う人受け入れてくれますね。
ーー吉村さんがお伝えする、菊池のおすすめスポットを教えてください
吉村:「市民広場の足湯」がおすすめ。夕方に市民広場の足湯に入りながら空を眺めるのがめちゃくちゃいいです!
九州移住ドラフト会議ですっかり菊池が大好きになってしまった吉村さん。
相思相愛⁉な菊池市と吉村さんであれば、これからもどんどん来菊日数を伸ばしていくことでしょう。
今後の吉村さんの更なる記録更新に期待です。
2024年2月19日(月)~22日(木)で菊池市インターンシップが行われました。
参加者はエミューズ選手の現役大学生なつき。1人のためのオーダーメイド・インターンシップでした。
初日は、菊池市立菊之池小学校の子たちが通う学童、キッズハウスぴっとで熊本県天草にある水族館シードーナツへ遠足の付き添いスタッフとして活動しました。
最初は元気いっぱいの子どもたちに馴染めるか不安でしたが、子どもたちはフレンドリーに接してくれました。
荒天の中、怪我をしないか大人はハラハラしていましたが、子どもたちは大人が思っている以上にしっかりしていました。4年生が2年生にリーダーシップを取る様子には子どもたちの持つポテンシャルの高さに驚かされました。
2日目午前は、菊池市立泗水西小学校へ学習支援に行きました。泗水西小学校は全校生徒55名と規模は小さくても、アットホームな小学校です。3,4,5,6年生の算数の授業のお手伝い、2年生と一緒に給食、1年生とお昼休みを過ごしました。
小学生たちは人懐っこく、初めて会う大学生にもたくさん質問やおしゃべりをしてくれました。授業では児童同士で教え合うなど、コミュニケーションを大切にしている雰囲気も、とても素敵な学校だなと感じました。
続いてその日の午後はサロンレクリエーション講習会に参加しました。高齢者の交流の場として、菊池市の各地域で行われているサロン。そこで新たなレクリエーションになるかもしれないスポーツ、モルックとボッチャを体験しました。
参加者は初めてお会いする方ばかりだったのですが、モルックやボッチャをすることですぐに打ち解けられたように感じます。
私と40歳以上離れた方とも、一緒に戦略を考えたり、勝ったときはハイタッチしたりと、大いに盛り上がりました。
3日目は、子育てをする家族が集まる「つどいの広場 あいあい」でボランティアスタッフをしてきました。大雨の中でしたが、2組の家族と交流することができました。
つどいの広場では、子どもたちが遊ぶことだけでなく、お母さんの話を聴くことも大切にされています。子どもが生まれたばかりのころは、大人同士で話せることが少なく、お母さんが孤独に陥りやすいという問題があるそうです。また、移住してきたり、嫁いできたりなどで、知り合いがいないお母さんたちにとって、つながりを育める大切な場所になっているそうです。
最終日は、これまでの報告と感謝を伝えに市長と対面しました。
この4日間を通して、人に何かをしてあげるのではなく、一緒に楽しむことの大切さを学びました。大人と子どもの上下の関係ではなく、近い目線で楽しむことで、自分にとっても負担が少なく、子どもたちにとってものびのび楽しめる環境を作れたように思います。
また、菊池市の皆さんの朗らかで気さくな人柄のおかげで、とても楽しい時間を過ごすことができました。
菊池市の皆さん、本当にありがとうございました!
2月21日、クライマックスシリーズまであと3日。
菊池市の天気はあいにくの大雨。選手のゆうりが朝一番の飛行機で到着しました。
なぜ、クライマックスシリーズの3日前に菊池市にやってきたのでしょうか。
その理由は「菊池まちづくりフォーラム」に登壇するため。
「起業と教育」というテーマで菊池市で実際に起業をしている方や今から起業をする方と一緒に起業と菊池市の教育について語り合いました。
今回のフォーラムには無料の学習塾を展開している高校生も参加してくれました。
実際に起業をしている方もこれからの方もグループワークに取り組みながらどうやって菊池市で事業を展開していくのか、そしてどうやったら菊池市の教育がさらによくなるのか、ということを一緒に考えていきました。
その他にも
「なぜ九州移住ドラフト会議で菊池市を希望したのか」
「都市部と地方の教育の違い」
「教育格差について」
「起業するときに押さえておきたいポイント」などを参加者の皆さんと一緒にお話ししました。
今回のフォーラムは2時間ほどの時間がありましたが、時間は一瞬で過ぎて
フォーラムだけでは語り足りないことがたくさん。
続きの話は懇親会で…ということで、
最後には参加者の皆さんで一緒に写真撮影。
フォーラムのあとはtate.baseで懇親会。 参加者の皆さんと楽しく、今後の菊池市のビジョンについて語り合いました。 tate.baseでの懇親会もあっという間。 菊池市をさらによくするためにみんなで考えることで、さらに菊池市が好きになる1日でした。
2024年5月25日(土)
エミューズは2024年5月25日(土)(仮)に第2回お騒がせフェスを開催することを決定しました。
現在、熊本県菊池市を拠点にしている菊池お騒がせエミューズですが、次第に勢力を拡大し、菊池市全土さらには九州全域に影響力を及ぼす見込みです。